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変換機能の詳細 :「SMFナイフ」の変換機能の詳細を解説致します。
「SMFナイフ」が一体どのような高度な変換機能を持つのか、その変換アルゴリズムを4ページに分けて紹介致します。 ■ MIDIファイル全体の変換機能 ■ 各種イベント補正機能 ■ 音色変換機能 ■ エクスクルーシブ変換機能
SMFナイフは、 GM SYSTEM ON ・ GS RESET ・SC88 SYSTEM MODE SET・XG SYSTEM ONの4種類の初期化コマンドをコンフィグファイルの[SOURCE]キー及び[DESTINATION]キーを解析することにより、適切に変換します。 例えば、SC88→MU80の場合、SYSTEM MODE SET 及び、GS RESET は、XG SYSTEM ONに変換されます。また、05R/W→SC55mkIIの場合は、GM SYSTEM ONをGS RESETに変換します。 なお、後述する[EXCLUSIVE]で、それ以外の初期化コマンドにも対応可能であり、「EXCLUSIVE]で、これらのビルトイン初期化コマンドが指定された場合、[EXCLUSIVE]の設定が優先されます。
現在、最も厄介な問題として、未だに存在するのが「リズムパート」選択方法のメーカーによる差異です。SMFナイフは、コンフィグファイルの[SOURCE]キー及び、[DESTINATION]キーを解析することにより、これらリズムパートの問題を解決します。
ただし、XGやKORGではドラムセットは何トラックでも同時使用可能ですが、GS音源では同時に2種類しか利用できません。つまり、XG/KORG→GSの場合、完全な変換が出来ない可能性があります。しかし、その場合も、なるべく近い音で演奏するようにSMFナイフは変換することができます。 また、SC55系音源の場合、リズムパートの発音方法が初期値が単音発音になっておりますが、これでは他機種との互換性が取れません。SMFナイフは、これを複数発音 (LIMITED MULTI)にするためのエクスクルーシブを挿入します。 ところで、KORG 05R/W系音源の場合、CH.10以外のリズムパートは、ドラムノートごとのPANPOT設定が効きません。SMFナイフは、CH.10以外でもドラムノートの[PANPOT]が[PRG]になるような05R/Wエクスクルーシブを挿入し、([SEND:C]も[P]にします)互換性を取ります。
SMFナイフは、Macintoshで作られたMIDIデータに含まれていることのあるマックバイナリを変換時に削除することができます。
音色のパラメータをリアルタイムにエディトする方法として、GS音源では、NRPNによる方法、YAMAHA TG-300以降 (含XG音源)では、NRPNと共に、CC#71〜74を利用する方法が取られています。同様にKORG 05R/W以降では、CC#72〜74が利用可能です。 SMFナイフは、コンフィグファイルの[SOURCE]キーと[DESTINATION]キーを解析することにより、これらの相違を吸収します。ところで、SC88系(VSC-88Mを除く)は、非公開ながらCC#71〜74を受信するため、これらを使ったSC88系MIDIデータも存在しますが、SMFナイフはそれらについても適切に判断し、変換を行ないます。
SMFナイフの最も強力な補正機能のひとつが、「カーブ補正」機能です。ヴェロシティカーブは当然として、コントロールチェンジ、NRPN/RPN、そしてテンポメタイベントに至るまで、様々なパラメータのカーブ補正が可能なのです。この機能は非常に強力かつ柔軟です。個々の変換パラメータと組み合わせることにより、カーブの上限/下限、カーブの変化率なども任意に指定可能です。
■ 各種イベント補正機能SMFナイフが用意している7種類のカーブを以下に示します。 0) 何も加工しません。 1・2)中音域のヴェロシティをあげます。 3・4)中音域のヴェロシティをさげげます。 (5)| * (6)| **** | * | *** | ** | ** | *** | * | ***** | * | *** | * | ** | ** | * | *** |* |****  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (7)|* 0〜127 を 127〜0に反転します。 | * | * | * | * | * | * | * | *  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■ 音色変換機能 ■ エクスクルーシブ変換機能 | SMFナイフトップ | SMFナイフとは? | ダウンロード | 変換機能 | マニュアル | FAQ | |